福岡市内から糸島方面に高速道路を使わずに行く場合、202号線という国道を通る方が多いとは思うのですが、それとは別に、西新や百道を通る「よかトピア通り」やそこから続く「マリナ通り」を通りながら海沿いを進んでいく道があります。私はそちらの方が好きなので天神、博多方面からの帰宅はいつもこの道を選んで帰るのですが、その途中で「生の松原(いきのまつばら)」という松原があります。今回はそこを散歩してみたいと思います。糸島を通り過ぎた先の佐賀県唐津市に進む海沿いの道にも「虹の松原」(日本三大松原)があります。虹の松原の方が有名なんですが、生の松原には虹の松原に負けない魅力が多くあります。
生の松原(いきのまつばら)へのアクセス
生の松原の最寄り駅は下山門駅になります。車で来た場合、無料の駐車場はありませんので、近くのパーキング等に停めて下さい。パーキングはこのあたりにあります。
近くに小戸公園というとても気持ちの良い公園があります。その中には「小戸大神宮」といういい神社があります。小戸公園と今から行く生の松原海岸森林公園も同じ会社が管理しており整備もしっかりやられています。
まずは海岸で小戸付近まで気持ちの良い風を感じつつ歩く【生の松原海水浴場】
この辺りから海岸に出ると、かなり良い景色が広がります。向かいに能古島もあり大変気持がいいです。小戸方向に向いてます。
海岸を歩きます。海岸じゃなくてもいいんですけど、とりあえず海岸の方が気持ちいいですし。能古島が見えます。
今宿方面です。
せっかくなので小戸の方まで歩きます。
小戸方面に近づくと海岸線の岩?が大きくなってきます。
大きいです。
釣りをやってる人たち、楽しそうです。
小戸の近くのつながっている海岸の端まできました。
ちょうど端っこの辺りで釣りをしている人がいます。ここも気持ちよさそうです。
海岸は飽きたので、ちゃんと舗装された道で帰ります。そうしましたら途中に元寇防塁跡の看板があります。
【元寇防塁】モンゴル襲来!神風吹いた場所!戦国武将の奮闘ぶりがわかる蒙古襲来絵詞
「元寇」とか「蒙古襲来」とか言われる元(モンゴル)と高麗(朝鮮半島にあった国)が日本を侵略しに来た時に、ずっと防塁を築いて戦国武将が戦った話を歴史で習ったと思います。えっ?忘れました?私も都合の悪い話は忘れる性質なのですが、「神風」が吹いたとかは聞いたことがあると思います。それがこの辺りで、その防塁の跡がまだ点々とですが残っています。
元寇防塁の説明が書いてあります、
この写真は復元したものですが、この辺りも本物の防塁が残っています。
「蒙古襲来絵詞」という元寇の貴重な資料である絵は熊本からこの戦いにやって来た「竹崎季長」書かせたそうです。敵の攻撃にやられている時のご本人の画像を書かせています。
赤◯がご本人
有名な本人(竹崎季長)はこちら
がっつりやられてます。
蒙古襲来絵詞の本物は東京都千代田区皇居東御苑内の三の丸尚蔵館に保管されています。
【壱岐神社】海辺にある鳥居から神社へ
海辺の鳥居はこの辺りも結構多いのですが、こちらの神社の鳥居の雰囲気は結構いい感じで、素敵です。
鳥居をくぐって真っ直ぐです、もう森林公園の中ですね。
一旦道路に阻まれます。
壱岐神社が見えてきました。
到着です。
壱岐神社
この神社は元寇よりもかなりさかのぼった時代になります。祭神は「壱岐真根子」武内宿禰の身代わりになった人物だそうです。こちらの神社も雰囲気が良いですよ。
生の松原の地名は、神功皇后が松の枝を逆さにさして戦勝を祈ると松の枝に根がついて生き返ったという「逆松の伝説」にちなんで名付けられたと言われています。この辺りはだいたい神功皇后さんが出てくるので気になりません。一度会ってみたいくらいによく聞くお名前です。
その「逆松」にそって生えた松というのが、残っているそうです。どれかわかりませんでしたが。
草花と触れ合える森林散歩【生の松原海岸森林公園】
神社からすぐの場所はもう生の松原海岸森林公園です。
約3kmにわたりクロマツ林が広がっています。季節ごとにいろんな花を咲かせており、海岸を歩いたあとにすぐ、森の中を歩く感じがちょっと不思議な感じになります。
海岸から見た生の松原
ちょっとひんやりとした感じがします。ここで時間を過ごすのも、海辺で時間を過ごすのもどちらも癒やしを感じられます。
まとめ
この日は、最後に今宿まで歩いてなぜか中華を食べたのですが、このまま糸島に行っておいしい海鮮丼を食べるのもいいですし、海沿いのカフェに行かれるのも良いのではと思います。海と森で満喫してしまった場合は、博多・天神・中洲でうまいものを食べるのもおすすめです。
以上「生の松原散歩 海と森林を同時に楽しむ!元寇防塁や壱岐神社など歴史も味わえる散歩道」でした!
生の松原海岸森林公園 アクセス
住所:〒819-0055 福岡県福岡市西区生の松原1丁目17−16
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