糸島市にある志登神社に行ってきました。
JR筑肥線 波多江駅から徒歩で約20分ほどかかります。
田んぼやら畑やらに囲まれている場所です。
かつて、糸島半島は「半島」ではなく「島」に近かったと言われています。
「糸島水道」と言われる九州と島を分けていた水道の名前も残っており、陸と分断されていたと思われている付近は今でも川や池が点在しています。
この画像をごらん下さい。
糸島の過去地図です。いろんなところから拝借しました(笑)
問題あったらぜひご連絡を。
ご覧の通り糸島がギリギリ九州とつながっている地図が3枚。右下の分は分断されています。
こういう過去が糸島半島にはあったわけですね。
島に近い上のエリアが「志摩(しま)」
下のエリアは「怡土(いと)」
「怡土」+「志摩」で「糸島郡」となりました。
なので福岡市西区の一部も糸島郡なんです。
ちなみに「福岡市西区今宿」が「島」じゃないのに「志摩郡」なのは豊臣秀吉の時代が原因みたいです。
興味のある方はこちらから(太閤検地とか習いましたよね~たしか(笑))
怡土・志摩郡 藩境の変遷図
福岡市西区も糸島に関わっているのは事実ですが、ややこしいので「糸島エリア」とか「糸島半島」とか言ってます。
ちなみに一番古いときの「怡土郡(いとぐん)」は「伊都国(いとこく)」じゃないかと言われています。
可能性は大というか、ほぼ定説になってきてますね。
糸島こと「伊都 志摩(いと しま)」と三重県の「伊勢 志摩(いせ しま)」もなんだかよく似てますね。
どちらにも「夫婦岩」があったりしますしね。
この辺りも歴史好きな方は調べてみると楽しいですよ。
(話が長くなるのでズバッと割愛しますけども)
志登神社の場所から糸島市で出土した国宝の鏡を当てはめると・・・
志摩と伊都が糸島水道で分断されていた時代があるとした上で、ちょうど、志摩と伊都の付け根となる挟まれたような場所に「志登神社」があったようです。今の場所です。
糸島水道は土砂などの濁流などで自然と埋まったらしいです。
最近のとんでもない自然災害の規模を見てるとあっさり信じてしまいたくなりますけど詳細不明。
この鏡をごらん下さい。
これは糸島市の平原遺跡から出てきた銅鏡です。
「内行花文鏡」と言いまして「国宝」です。
その鏡を志登神社に置き、鏡の模様を当てはめて過去の地図を比較すると
あら不思議
正確な方角(東・西・南・北・北東・南東・南西・北西)に
このあたりの山と神社がピタリと当てはまり、
夏至や冬至の、日の出日の入りについても不思議な感じになってます。
夏至の日の出の山(今山)、冬至の日の出の山(高祖山)もとても重要な山ですが、長くなりすぎるので詳細は割愛します(笑)
↓真ん中の◯が鏡の模様です。
糸島 志登神社 聖(日知り)物語 ー八濱漂泊傳
ちなみに「今山」も「高祖山」も二上山といわれ山が2つ連なっていました。
そのあいだから太陽を見るわけです。
志登神社がある場所では太陽の観察や星の観察等をしていた可能性があります。
信仰、祭祀、占いなど目的はいろいろあるのでしょう。
何をやってたかはさっぱりわかりませんけど(笑)
今でも、
福岡の「二見ヶ浦」の夫婦岩にも
三重の旧「二見町」の夫婦岩にも
鳥居があって、2つの岩の先に太陽を見たりしませんか?
なぜかどちらも「二見」ですしね。
古代史に興味のある方はぜひ調べて見て下さい。
志登神社は行ってみるとやはりパワースポットでした
志登神社の入口看板です。
田んぼばかりです。
志登神社の入口
パワーを感じてきました。
志登神社は「延喜式内社」とか由来が書かれています。その中に、「入江が東西から割り込み」と記載があります。「志登支石墓群」というこれまた重要な遺跡がありますが、それはまた今度行きます。
志登神社の御祭神は「豊玉姫命」結構有名なお姫様です。
海神の娘なので、海の神様でもあります。ここには、「水と海運、富と権力、縁結び、子孫繁栄」と書かれてます。また行かねば(笑)浦島太郎に出てくる乙姫様説もありますね。
先程出てきた志登神社から冬至の日の出に出てきた、高祖山の高祖神社主祭神は豊玉姫の夫こと「彦火火出見尊/山幸彦」です
大石大神
鳥居には「志登大明神」と書かれています。
拝殿です。
本殿です。出来たて感がある理由は、平成27年に不審火で消失してしまったためです。
かつて、明治時代にも近くの可也山(糸島富士)の地震で崩壊してしまった事もあるそうです。
創建年代は不明っていうほど古いです。
狛犬です。いや~カッコいいし強そうです。
最初に再建した原田氏の家紋ではないか?という上の瓦
次に再建した黒田氏の家紋ではないかという下の瓦
パワースポット 神命木
「台風で倒れた古木が行きている。奇跡的な神授の杜の神秘を感じる 神命木二本である」
確かに倒れているのに復活してますね。すごいです。
三柱神(志々岐神社、皇大神宮、八坂神社)
夫婦楠と玉ノ井と太陽観測石
夫婦楠「縁を結び子孫繁栄の神森に不思議な夫婦楠木あり」
「太陽観測石」と「玉ノ井(井戸)」
やはりここで太陽を観測していたようですね。
厳島神社 弁財天
パワースポット過ぎて楽しいですし圧倒される感じもしますし、心が洗われる感じもしました。
志登神社の背景を感じつつ、訪問してみると結構感動します。ご利益も多いので再訪しますけど(笑)
古代糸島半島の歴史もおもしろいですよ!
志登神社 アクセス
住所:福岡県糸島市志登1
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