福岡の猫島というと有名なのが新宮の「相島」や
北九州市の「馬島」や「藍島」ですが
糸島にも猫が多く住んでいる島があります。
姫島です。
場所は、糸島の芥屋の西方向にあり、船でたったの16分で着きます。
渡船の発着場は、牡蠣小屋で有名な岐志漁港から。
主な産業は漁業で、高級魚もよく取れるらしいです。
他にもいろんな魚が取れるので釣り客にも人気があります。
牡蠣小屋が開店している時期(10月~3月)でしたら、岐志漁港の牡蠣小屋で牡蠣を食べて姫島に行くこともできます。持ち帰りの牡蠣飯などを買っていくのもおすすめです。
姫島に宿泊もできましたが、2つあった民宿の1つ民宿吉田屋さんは廃業されたそうです。
もう1つの豊福屋さんは現在の営業状況はわかりません。
糸島エリアは芥屋にも民宿が多いので、そちらに宿泊もできます。
豊福屋
姫島への渡船の夏冬の時刻表とバスで渡船乗り場へ行く場合の時刻表
市営渡船ひめしま(岐志漁港)の時刻表と前原駅から岐志漁港(姫島への渡船乗り場)までの昭和バスの時刻表です。
夏季と冬期の時刻表になります。
バスの時刻表は1年間を通じて変わりませんが、渡船は夏季と冬期の最終時間が若干異なります。
3月~10月 (夏季) | |||||
渡船ひめしま 姫島発 |
昭和バス「芥屋線」 (岐志から前原駅:運賃200円) |
渡船ひめしま 岐志発 |
昭和バス「芥屋線」 (前原駅から岐志:運賃200円) |
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平日・土日祝日 | 平日 | 土日祝日 | 平日・土日祝日 | 平日 | 土日祝日 |
7:00 | 岐志 7:25発 前原駅 7:48着 |
岐志 7:25発 前原駅 7:48着 |
7:50 | 前原駅 7:22発 岐志 7:43着 |
– |
9:50 | 岐志 10:20発 前原駅 10:43着 |
岐志10:01発 前原駅 10:38着 |
11:50 | 前原駅 11:12発 岐志 11:33着 |
前原駅 11:12発 岐志 11:33着 |
14:20 | 岐志 14:45発 前原駅 15:08着 |
岐志 14:45発 前原駅 15:08着 |
16:00 | 前原駅 15:12発 岐志 15:33着 |
前原駅 15:12発 岐志 15:33着 |
17:10 | 岐志 17:45発 前原駅 18:08着 |
岐志17:45発 前原駅 18:08着 |
18:10 | 前原駅 17:07発 岐志 17:28着 |
前原駅 17:07発 岐志 17:28着 |
11月~2月 (冬季) | |||||
渡船ひめしま 姫島発 |
昭和バス「芥屋線」 (岐志から前原駅:運賃200円) |
渡船ひめしま 岐志発 |
昭和バス「芥屋線」 (前原駅から岐志:運賃200円) |
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平日・土日祝日 | 平日 | 土日祝日 | 平日・土日祝日 | 平日 | 土日祝日 |
7:00 | 岐志 7:25発 前原駅 7:48着 |
岐志 7:25発 前原駅 7:48着 |
7:50 | 前原駅 7:22発 岐志 7:43着 |
– |
9:50 | 岐志 10:20発 前原駅 10:43着 |
岐志10:01発 前原駅 10:38着 |
11:50 | 前原駅 11:12発 岐志 11:33着 |
前原駅 11:12発 岐志 11:33着 |
14:20 | 岐志 14:45発 前原駅 15:08着 |
岐志 14:45発 前原駅 15:08着 |
16:00 | 前原駅 15:12発 岐志 15:33着 |
前原駅 15:12発 岐志 15:33着 |
17:10 | 岐志 17:45発 前原駅 18:08着 |
岐志17:45発 前原駅 18:08着 |
17:50 | 前原駅 17:07発 岐志 17:28着 |
前原駅 17:07発 岐志 17:28着 |
岐志観光休憩所~岐志漁港ではこちらで待ちます
船が出るまではこちらの休憩所で待つことができます。
4月1日~9月30日まで
7:30~18:0010月1日~翌年3月31日まで
7:30~17:30
冬の間は30分早く終了します。
渡船ひめしまも20分早く最終が出ます。
畳の部屋もありました。
市営渡船ひめしまに乗り込みます
船に乗り込みます。観光客は往復券で買う感じでした。
往復乗車券は470円×2=940円です。
渡船内はこんな感じです。
後ろの席も良いですよ。
出発です
風が気持よいですね
姫島の観光スポット一覧
姫島に到着です。
観光スポットとしては、
坊主の首:島の北端の崖の岩の奇岩 坊主に見える、落ちそうで落ちない
産の穴(うぶのあな):高さ約10mの2つの岩穴 島の神様が生まれた場所と伝わっている
姫島小・志摩中姫島分校:木造のおしゃれな外観を持つ学校
鎮山(ちんやま):標高186.7m 江戸時代は遠見番所が設置され異国警護の要所だった
野村望東尼獄舎跡:幕末ファンなら知っている?野村望東尼が島流しにされた獄舎跡
姫島神社:安産の神様
シーガルショップ:島唯一の売店兼休憩所
えびす大黒:豊漁を祈願してサンゴなどがお供えされている
綿積神社:海の神社.豊漁と船の安全を祈願するところ
さすがに全部は回れませんので
今回は、鎮山(ちんやま)、野村望東尼獄舎跡と島の猫をメインでみたいと思います。
まずは鎮山(ちんやま)への通り道にあるえびす大黒です。
サンゴがお供えされてます。
隣に姫島神社の鳥居があります。
島らしい道と言いますか、いい感じです。
姫島神社に到着です。
ここが登山口になっています。
鎮山(ちんやま)
神社わきの登山道を登り
どんどん登っていきます
(残り何メートルかはわかりません)
鎮山(ちんやま)の山頂です。
天気がいまいちなのでよく見えませんが玄界灘を一望できます。
姫島の生徒の作品みたいです。
野村望東尼(ぼうとうに/もとに) 高杉晋作と深い交流のあった女流歌人の獄舎跡
次に向かったのが、野村望東尼の獄舎跡です。
野村望東尼は幕末の女流歌人で、幕末に高杉晋作や幕末の志士たち(平野国臣ほか)を福岡市にある平尾山荘に出入りさせていたことが福岡藩にバレて姫島に流されてしまいます。
その獄舎がこちら
野村望東尼の銅像
資料の展示もあります。
この獄舎に高杉晋作の差し向けた浪士らがやってきて獄舎からの脱出を果たします。
高杉晋作の死の間際、晋作が
「おもしろきこともなき世を面白く」
と読んだものに対して
「すみなすものは 心なりけり」
と下の句を読んだと言われています。
(作った時期などは諸説ありますが・・)
「世の中を面白くするのも面白くないようにするのも自分の心次第」
「人生は心のありようで面白くもなるしつまらなくもなる」
と言った意味のようです。素晴らしい。。。。
野村望東尼は大河ドラマにも2つ出てます。
「花燃ゆ」(役:草笛光子)
「花神」(役:真行寺君枝)
そういう事を知ってから行くとなかなか楽しめます。
姫島小・志摩中姫島分校
野村望東尼獄舎跡から海の方に向かいますと、姫島小・志摩中姫島分校があります。
木造でおしゃれな校舎です。
この姫島出身の有名人に「須田邦裕」さんがいらっしゃいます。
最近では「集団左遷!!」の「融資部課長 篠田学」役をされてる方です。
15歳までこの島で過ごしたそうです。
この校舎は平成8年に移築されたみたいで、彼が15歳になった後に移築されていますので
この場所には通ってないみたいですが移築前はどんなだったんでしょうね?気になります。
姫島は高級赤うにが特産品です。
「海土の極」など
JF糸島志摩の四季で購入できます。
この校舎の近くの畑にあった大量のうにの殻
猫島と呼ばれる姫島の猫たち
猫島と呼ばれるほど猫の多い島、姫島ですが
こちらの猫は福岡だけでなく世界的にも有名な猫島「相島」の猫とは
少々雰囲気が違うようです。
一言でいうと「たくましい猫」って感じですね。
愛想を振りまいてくれるような猫ではなく、強さが感じられます。
じゃりン子チエに出てくる猫のようなたくましさ(笑)
ちょっと古い例ですみません。。
海辺に集団でいたりします。
相棒はちょっとビビってました(笑)
しかし、唯一船の近くにいる猫は違いました。
とても愛想が良いというか人懐っこい。
餌がもらえないとわかったらすぐにいなくなりましたけど。
姫島の猫はたくましくて私は好きです。
姫島ぷち旅行まとめ
姫島は正直、ものすごい見どころがあるわけではないですが
のんびりとした時間が流れています。
都会からそこまで遠くなく、船も16分という短い船旅。
島の雰囲気は心を癒やしてくれます。
のんびり釣りをするのもいいですね。
歴史の遺物やたくましい猫を見てのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?
以上「姫島~糸島にある猫島に船で16分の日帰りプチ旅行に行ってきました」でした!
姫島渡船のりば アクセス
住所:福岡県糸島市志摩岐志 志摩岐志1842
姫島マップ
住所:福岡県糸島市志摩姫島